今回の要約トレーニングは「毎日新聞 余録(22.6.16掲載)」の「こども家庭庁発足」に関する記事より。
子どもは幸せか
子の幸せを願う親の気持ちは今も昔も変わらない。ユニセフの幸福度調査を見ると「子どもの幸せ」に疑問符がつく。こども家庭庁の発足が決まった。縦割り行政の弊害をなくし、子どもが幸せに暮らせる社会の実現に向けた運用を望む。(105文字)
「毎日新聞 余録(22.6.16掲載)」より要約
タイトルは「子どもは幸せか」とした。
新聞では「子ども」と表記するようだ。ほかには「ほしい」も、ひらがな表記だったと思う。
読んでもらうための文章は漢字とひらがなの割合も大切だから、こういう表記を見ると勉強になる。
要約までの思考回路
要約までに行った記事の分析です。
文章の流れ
- 起:導入(子どもにお使いをさせる教育法)
- 承:具体例(「はじめてのおつかい」、オールコックの滞在記「大君の都」)
- 転:問題提起・事例・解決策(ユニセフのこどもの幸福度調査、こども家庭庁発足)
- 結:結論(幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指せ)
キーワード
子どもの幸せ、こども家庭庁、縦割り行政
5W1H(文章全体の把握)
【いつ】2022年6月
【どこで】日本で
【誰が】こども家庭庁が
【何を】「こども基本法」を
【どうした】制定した
【なぜ】将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現のため
テーマ(何ついて述べられているか)
子どもの幸せ
主張(何を言いたいのか)
縦割り行政をやめて、今起こっている子どもの問題に真摯に向き合って解決していくべき
主張の根拠・理由
- 国連児童基金(ユニセフ)の幸福度調査で38カ国中20位
- 生活満足度が低く、自殺率も高い。いじめや虐待が後を絶たない
記事を読んだ感想
ユニセフの「先進国の子どもの幸福度をランキング」。
日本の子どもは「身体的健康が1位」「精神的幸福度が37位(38カ国中)」、総合結果は20位。
私は過去、心身統一合氣道を習っていて「心身一如の状態」を体で体験したことがある。
「考えごとや心配ごとをしている」「自信がある」など心の状態が体に表れる。
つまり、心がマイナスなら体もマイナス(弱い状態)、心がプラスなら体もプラス(強い状態)になる。
どちらにせよ、心身一如の状態。
心の状態を体を軽く押すことで確認できてしまうこの体験は、一生忘れられない体験となっている。
「病は氣から」というけれど、心の状態が体に影響を及ぼしていることは間違いないと思う。
それは、子どもも同じだろう。
(医者にかかっても「ストレスが原因かもしれないですね」と言われることもある)
ユニセフの結果「日本のこどもの精神的幸福度37位(38カ国中)」は、政治課題として思慮すべき事柄ではないだろうか。
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