水産資源が枯渇した状態は、海の生態系が変わる時かもしれない。
スマート漁業が果たす役割
漁業で「スマート漁業」構想が持ち上がっている。
「毎日新聞 余録(22.8.17掲載)」より要約
スマート漁業は合理的な漁業につながり、水産物の需要増大と地球規模の水産資源枯渇の課題を解決する力を秘めている。
日本のIT漁業が世界の文明の公共財になることを願う。(104文字)
607文字を100字要約。
タイトルは「スマート漁業が果たす役割」とした。
要約のまとめ
- 記事全体のスマート漁業構想は日本の話。
そう判断して、アフリカ諸国と海底ケーブルの話は省いた。 - 「スマート漁業≒無駄のない漁業≒水産資源枯渇の課題を解決する力を秘めている」と読み取れ、一文でまとめた。
要約までの記事分析
要約する際におこなった記事の分析です。
文章の構成
三段構成(序論・本論・結論)
キーワード
スマート漁業、水産資源、公共財
テーマ(何ついて述べられているか)
スマート漁業の役割
主張(何を言いたいのか)
日本のスマート漁業が世界の文明の公共財になって欲しい
主張の根拠や理由(要約に入れなくてもいい)
水産資源枯渇の課題を解決する力を秘めている
「スマート漁業」の記事を読んだ感想
「養殖」のことがふと頭に浮かんだ。
水産資源の枯渇に対応するために「養殖」が考えられるが、養殖している魚の餌は天然魚。
餌の問題や養殖場から出る排水・廃棄物が赤潮の発生原因になったりと、あまり知られていない問題もあるようだ。
そう考えていると「水産に対してSDGsは行われているのか?」と疑問がわいた。
そして、こんな記事を見つけた。
「海のエコマーク」と呼ばれるものが存在し、世界の製品で流通。
その中で最も有力なのが「MSC」認証。
私は「MSC」認証の存在を初めて知った。
この「MSC」認証、全世界での認知度は48%。日本では15%未満。
日本で認知度が低いわけは、日本国内に「サステナブルにふさわしい国産の水産物が少ない」から。
また日本でMSC認証を受けている漁業は12件。
「知らなくても当然か」と無意識にうなずいた。
日本は過去最低の漁獲量を更新している。
2022年上半期の出生数は40万人を切り過去最少。
人口減少も見えている。
現状と未来を鑑みれば、「スマート漁業」の担う役割は大きそうである。
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
「文章のどこに注目すれば良いのか」や「要点をどう読み解くのか」など、手取り足取り教わっている感覚で「読み方」を学べる。
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