今回は「毎日新聞 余録(22.7.18掲載)」から要約トレーニング。
世界には命薬が必要
サミュエル・ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」。沖縄やウクライナが抱える不条理は人間の尊厳に影を落とす。沖縄の言葉で、心や体を元気にしてくれるものを指す「命薬(ぬちぐすい)」。世界には命薬が必要だ。(102文字)
「毎日新聞 余録(22.7.18掲載)」より要約
タイトルは「世界には命薬が必要」とした。
記事を読んだ感想:「オタク」の今昔
推しはまだない。
昔と今のオタクの意味合いは違ってはいるが、30年ほど前のゲームやアニメの「オタク」は忌避される不条理な立場にあったと思う。
私は当時中学生ぐらいでゲームやアニメが好きだったが、この分野のオタクは肩身の狭い立場だった。
しかし2022年現在、ゲームやアニメのオタクは忌避される不条理な立場から一転、好かれる・歓迎される立場になった。豈図(あにはか)らんや、そんな時代が来るとは。
ガチゲーマーやガチのアニメオタク(俗称:ガチオタ)の話は、語られる対象のことを知らなくても何か面白みを感じられる。
例えば「ウマ娘」。競馬のことを知らない私でも、語り部であるガチオタの競馬への熱量が伝わり長い間聞いていられるのである。
そんな時代の反動だろうか。ガチオタと言われるほどの知識量がなければ「好き」と言いにくい雰囲氣があるのではないかと感じる。
「そのぐらいしか知らないのに好きなの?(片腹痛いわ)」みたいな感じである。
これは、ともすれば30年前の逆転現象になってしまう。
オタクじゃないのに「好き」という人が、肩身の狭い不条理な立場になりかねない。
今の自分がそうである。「ガチオタと言える知識」や「推しと言える存在」はないが、好きなものはある。
だから「好きなものは好き」と言っていきたいと思った。
要約までの記事分析
要約までに行った記事の分析です。
【文章の構成】
- 序論(テーマ):不条理、人間の尊厳
- 本論(事例):米軍施設が集中する不条理を抱える沖縄
- 結論(主張):世界が命薬を必要としている
【キーワード】
ゴドー、命薬、人間の尊厳、不条理、沖縄
【テーマ(何ついて述べられているか)】
不条理がもたらす人間の尊厳への影響
【主張(何を言いたいのか)】
命薬は「心や体を元気にしてくれるもの」を指す。世界が命薬を必要としている。
【主張の根拠・理由】
不条理が「人間の尊厳」に影を落としている
要約のまとめ:類語からキーワードを抽出
「救い≒希望≒命薬(心や体を元気にしてくれるもの)」は同じようなことを言っている。
これらの語句が含まれる文章からキーワードを抽出できる。
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