今回の要約トレーニングは「毎日新聞 余録(22.6.27掲載)」の「アパレル産業と環境」に関する記事より。
100字要約【アパレル産業の宿痾】
米アウトドアメーカー「パタゴニア」は販売数量と環境対策のジレンマに向き合う。大量生産・廃棄はアパレル産業の宿痾であり、環境に負荷をかけ続けている。持続可能な暮らしのために、環境への自覚と節度を欠いてはいけない。(105文字)
「毎日新聞 余録(22.6.27掲載)」より要約
タイトルは「アパレル産業の宿痾」とした。
元記事内で紹介されているパタゴニアのYoutube動画です。
記事を読んだ感想
2年ほど前にミリマリズムに触れ、ミニマリスト的生活をしてきた。
そこでふと思ったジレンマがある。
「自分がミニマリストとして何か商品を出そうとした場合」である。
ミニマリスト的生活が、直接的に環境負荷の軽減になっているとは思わないが、結果的にそういう一部分もあるだろうとは思っている。
そういう思いから、「ミニマリスト的な生活してるのに自分の商品作って誰かに売るのか。へぇー」というジレンマが発生するのである。
商品を販売して売れれば、買った人の物を1つ増やすことになる。
「それは物を増やさないミニマリスト的生活している自分としてはどうなの?」という感じである。
私の場合は仮定の話だから、悩む必要はないし忘れればいいが企業は違う。
各企業は環境に関してSDGsを氣にかけながら企業活動を継続している。
企業は「企業活動とSDGsのジレンマにどう向き合っているのだろうか」と思わずにはいられない。
要約までの記事分析
要約までに行った記事の分析です。
【文章の流れ】
- 序論(テーマ):パタゴニア、多くの温室効果ガス排出
- 本論(問題点):販売数とのジレンマ、低価格化で使い捨て感増す
- 結論(解決策・主張):自覚と節度を欠いてはダメ
【5W1H(文章全体の把握)】
【いつ】2022年
【どこで】アパレル産業界で
【誰が】パタゴニアが
【何を】グリーンウォッシュと向き合った動画を
【どうした】HP上に公開した
【なぜ】環境対策、持続可能な社会への問いかけのため
【キーワード】
パタゴニア、大量生産・廃棄、自覚、節度、環境
【テーマ(何ついて述べられているか)】
パタゴニアを事例とした、アパレル産業の大量生産と廃棄
【主張(何を言いたいのか)】
持続可能な社会には、自覚と節度が欠かせない
【主張の根拠・理由】
- 環境に負荷を与えずには成り立たない暮らしになっているから
- 低価格化で使い捨ての風潮が一段と強まったから
要約のまとめ:「繰り返し」を見つける
- 多くの温室効果ガスを排出
- 資源を使いゴミも出る
- 大量生産と廃棄
これらは同じような意味合い。つまり「環境に負荷をかける」と換言できる。
要点・主張は表現を変えながら繰り返し書かれている。
文中で同じような文や類語を見つけたら、それらを一括りにして言い換えてみる。
読解力を磨く
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
「文章のどこに注目すれば良いのか」や「要点をどう読み解くのか」など、手取り足取り教わっている感覚で「読み方」を学べる。
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