今回の要約トレーニングは「毎日新聞 余録(22.6.10掲載)」の観光大国日本に関する記事より。
100字要約【観光大国日本の姿】
外貨獲得を目的として始まった日本の国際観光政策。観光は平和な環境があってこそであり、コロナ禍で外国人観光客は激減した。円安目当てでの日本人気ではない「観光大国」を築くには、日本の魅力を磨き続けることが王道である。(106字)
「毎日新聞 余録(22.6.10掲載)」より要約
タイトルは「観光大国日本の姿」とした。
平和な環境があってこそ観光大国は成り立つということ。
観光にとって、コロナ禍は平和な環境ではないことを示した。
要約までの分析

要約までに行った記事の分析です。
文章の流れ
- 前置き(「観光」の語源等の話)
- 過去の事実(外貨獲得のための国際観光局設置/戦争で五輪開催中止、観光立国の夢ついえる)
- 今の事実(コロナ禍で外国人観光客激減。正常化には時間がかかる)
- 主張(観光大国への道は、絶えず魅力を磨き上げていくこと)
過去の戦争と今回のコロナ禍。平和な環境が崩れると観光大国はどういう状態になるのかを説明している。
キーワード
観光大国、外貨獲得、外国人観光客
5W1H(文章全体の把握)
【いつ】2022年6月10日
【どこで】日本
【誰が】日本政府
【何を】外国人観光客の受け入れ
【なぜ】観光の正常化
【どのように】団体客に限定して
テーマ(何ついて述べられているか)
観光大国である日本の今
主張(何を言いたいのか)
外貨獲得を目的にするのではなく、日本の魅力を磨き上げることで外国人観光客を呼び込む。
これが観光大国を築く王道である。
主張の根拠・理由
- 「次に旅行したい国」では日本がトップという調査がある
- 韓国では予約客が殺到
記事を読んだ感想
観光大国にとってコロナ禍は、戦争や治安が悪い以外のマイナス要因を示した。
観光だけでなく、世界中で寝耳に水だった新型コロナウイルスが引き起こしたコロナ禍。
「未来に未知のウイルスが発生し…」と思い描くことはできるが、発生時期を予想することもできない。
訓練のしようもないし、発生初期はワクチンもない。ゆえに後手後手に回るのは当然のことだろう。
加えていつ終息するかも分からない。
観光は外貨獲得の収入源になるが、国の政策が観光頼りでは「リスクが大きい」ということを示すコロナ禍である。
コロナ禍以降、韓国から見た日本の印象
元記事では、「韓国では日本に旅行したい予約客が殺到しているという」という感じの一文も見られた。
しかし、アウンコンサルティングの調査(期間:2022年4月15日から5月31日)ではコロナ禍以降、韓国から見た日本の印象は少々悪くなっているようである。

読解力を磨く
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
「文章のどこに注目すれば良いのか」や「要点をどう読み解くのか」など、手取り足取り教わっている感覚で「読み方」を学べる。
コメント