今回の要約トレーニングは読売新聞 社説「出産費用の支援 経済的不安をどう解消するか」より。
目次
政府は安心して産める政策を
国は出産費用の支援拡充を急ぐべきである。国は出産育児一時金の増額を示したが、出産には公的な医療保険が適用されず、出産費用も年々上昇している。安心して子どもを産み育てられる政策の充実は、国の責務である。(100文字)
「読売新聞 社説 出産費用の支援 経済的不安をどう解消するか(22.6.27掲載)」より要約
タイトルは「政府は安心して産める政策を」とした。
記事を読んだ感想
「出産費用そのものの金額を算出することが難しい」ということを始めて知った。
- 公的医療保険の適用がない
- 出産に関わるものものの費用が一緒になっている
これらが理由とのこと。
アメリカでは公的医療保険がなく医者にかかる医療費が高額となるから、出産でも当日入院・当日退院という話もちらほら聞く。
余談だが、「アメリカでは」「ヨーロッパでは」「他業種では」と、他の例を引き合いに出して語る人を「出羽守(でわのかみ)」というらしい。
閑話休題。
私は先日虫歯を治療したが、明細を見ると1本1200円ぐらい。公的保険が効かないと1本4000円ほどになる。
「1本4000円」と思うと少し高く感じるが、4000円であの虫歯の痛みから解放されるなら安いと思える。
そう思うと公的医療保険の適用があるのはありがたい。
出産費用そのものの金額を明瞭化し、出産費用も出産にかかった基本的な部分は保険適用が望ましいと思う。
要約までの記事分析
要約までに行った記事の分析です。
【文章の流れ】
- 主張:出産費用の拡充を急げ
- 理由:出産費用は年々増加
- 具体例:公的な医療が保険適用されない
- 主張:子育て政策を充実させよ
【5W1H(文章全体の把握)】
【いつ】2022年
【どこで】日本で
【誰が】政府が
【何を】出産育児一時金を
【どうした】増額すると表明
【なぜ】年々出産費用が増加している
【キーワード】
出産費用、子育て、政策、責務
【テーマ(何ついて述べられているか)】
出産費用の支援について
【主張(何を言いたいのか)】
安心して子どもを産み育てられる政策を充実させるのは、国の責務である。
【主張の根拠・理由】
- 年々、出産費用が増加している
- 子育てにお金がかかりすぎる現状
今回の要約について
出産費用支援のことが中心に書かれているが、主張は「子育て支援を充実させよ」だろう。
文末にある「整うはずだ」「責務である」の語勢が、それを感じさせる。
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