基礎研究は重要。
でも、将来役立つか分からないから科学技術予算が抑制されてるなら、危惧すべきことである。
未来のノーベル3賞 ”21世紀の日本発”の業績で
2022年、ノーベル賞の自然科学3賞で日本人の受賞はならなかった。過去20年、日本人受賞の大半は前世紀の研究である。近年、国の科学技術予算の抑制と若手の不安定雇用で画期的なことに挑戦しづらい環境だ。“21世紀の日本発”の業績で未来のノーベル賞を狙うために、若手が挑戦し続けられる研究環境が不可欠である。(151文字)
「日刊工業新聞 社説/ノーベル3賞逃す “21世紀の日本発”研究を増やせ(22.10.6掲載)」より要約
今回は796文字を150字要約。
タイトルは「未来のノーベル3賞 ”21世紀の日本発”の業績で」とした。
要約のまとめ
全体的な流れは、
- 今までの日本人受賞者の大半は、前世紀の研究。
- 未来のノーベル3賞は、21世紀の研究と業績で受賞したい
- そのために、若手が挑戦を絶やさない研究環境が不可欠
これから、ノーベル3賞の日本人受賞者が出ない可能性を危惧しつつも、新世代の研究・業績で受賞して欲しい願望が押し出されている。
そのために、「挑戦を絶やさないための研究環境が不可欠」が主張だと判断した。
要約までの記事分析

要約する際におこなった記事の分析です。
キーワード
ノーベル賞、自然科学3賞、若手、研究、21世紀の日本発
テーマ(何ついて述べられているか)
ノーベル3賞における日本人受賞者の実情について
主張(何を言いたいのか)
”21世紀の日本発”の業績で未来のノーベル賞を狙って欲しい
主張の根拠や理由(要約に入れなくてもいい)
過去20年、日本人受賞の大半は前世紀の研究
記事を読んだ感想
お金をつぎ込むなら、短期間でリターンが多く見込める投資先に投資した方がお金を稼げる。
投資・経済活動においてはそれが常道である。
一方、基礎研究はお金にならない。長期的に見ても、将来何の役に立つかもわからない。
だから、そんなところに出すお金はない。
それをするぐらいなら、繰り返しになるが、短期間で稼げそうなところに投資した方がリターンを期待できる。
もし、国がそう考えているなら、なんとも、値上がり益を狙う投資家発想であり残念に思う。
研究や教育において、現場・実務ですぐに使える知識や技術にしかお金を出さないのであれば、人や物事を「育てる」ことはできないだろう。
雪の中、半袖半ズボンで食べ物を探しに行かせて、食べ物を取ってきた人にしか暖を取らせない。
そんなことをしていれば、次に食べ物を探しに行く人がどんどん減ってしまう。
人や物事を「育てる」にはお金と時間がかかる。
国は損益を考えず、まず人と物事を「育てる」ことにもっとお金を使って欲しい。
国から見ればその中から、自然発生的にリターンと呼べるものが生まれてくるだろう。

読解力を磨く
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
「文章のどこに注目すれば良いのか」や「要点をどう読み解くのか」など、手取り足取り教わっている感覚で「読み方」を学べる。
コメント