今回の要約トレーニングは日刊工業新聞の社説「線状降水帯の予測情報 タイムラインの実効性高めよ(22.6.1掲載)」に関する記事より。
タイムラインは平時から
企業は気象庁が発表する線状降水帯の予測情報をタイムライン(防災行動計画)に役立てたい。 タイムラインの実効性を高めるカギは予測精度だが、的中率は4分の1程度。急ぎ改善を望む。 平時から対策を講じ備える姿勢が肝要だ。(105字)
「日刊工業新聞 社説/線状降水帯の予測情報 タイムラインの実効性高めよ(22.6.1掲載)」より要約
タイトルは「タイムラインは平時から」とした。
レジリエンス、タイムライン、BCPと馴染みのない横文字を目にした記事だった。
線状降水帯の予測情報の的中率は四分の一程度と改善の余地ありとのことだが、民間企業のウェザーニューズの予測情報とどちらが的中率が高いのだろう?などと思った。
要約までの思考回路
要約までに行った記事の分析です。
文章の流れ
- 主張(予測情報を役立てる)
- 事実説明(線状降水帯の発生過程の説明)
- 具体例・解決法(予測情報の現状とタイムラインへの取り入れ方)
- 主張(発表を待たずに対策を進める事も必要)
こんな流れではないかと思う。
「水害対策に線状降水帯の予測情報を役立てたいんだけど、現状精度が高くないんで、情報発表前にタイムラインを実行する必要もあるね」
流れを考える時に口語調にするとなんだかまとめやすいし、要約する際のベースにもできる。
キーワード
線状降水帯、予測情報、タイムラインの実効性
5W1H(文章全体の把握)
【いつ】雨の季節
【どこで】全国で
【誰が】企業が
【何を】タイムライン(防災行動計画)の実行性
【なぜ】操業ロスを減らすため
【どのように】予測情報を取り入れる、平時から対策を進める
テーマ(何ついて述べられているか)
タイムライン(防災行動計画)の実効性
主張(何を言いたいのか)
タイムライン(防災行動計画)の実効性を高めるには予測情報を取り入れつつも、時には発表を待たずに対策を進める必要がある。
主張の根拠・理由
- 線状降水帯の予測情報の予測精度が高くないから
- タイムラインの実効性を高めるには「空振り」「見逃し」を減らす必要があるから
記事を読んだ感想
線状降水帯は移動がゆっくりだともっと怖い。
見る間に道路には雨水が流れ出し、川は増水。短時間で被害が拡大ということもよく聞く。
水の被害になると身の回りにある電子機器はじめ、ありとあらゆるものが使い物にならなくなる。一番被害の出る災害かもしれない。
身の回りにあるものを確認、災害から守るものを再認識して備えておきたい。
読解力を磨く
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
「文章のどこに注目すれば良いのか」や「要点をどう読み解くのか」など、手取り足取り教わっている感覚で「読み方」を学べる。
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