2022年の日本における梅毒の感染者数は8000人を超え(7月時点)、99年以来過去最多になったとのこと。
梅毒 早めの発見で完治可能
芥川龍之介の短編小説『南京の基督(キリスト)』(一九二〇年発表)。娼婦の少女が主人公で梅毒に感染する。当時は治療法もなく死に至ることもあった梅毒だが、今はペニシリンによる治療法がある。早めに分かれば完治可能だ。(105文字)
「東京新聞 筆洗(22.9.23掲載)」より要約
578文字を100字要約。
タイトルは「梅毒 早めの発見で完治可能」とした。
梅毒の届け出数の13週移動平均線を見ると、2021年の春ごろから上昇トレンドを描き始めている。
要約のまとめ
「うつせば治る」「ペニシリンによる治療」「…できることが今はある」の3つは似た表現で、治療法のことを言っている。
そこから、テーマは「梅毒の治療法」で、主張は「今は治療法があり完治可能」だと判断した。
要約までの記事分析
要約する際におこなった記事の分析です。
文章の構成
三段構成(序論・本論・結論)
キーワード
梅毒、芥川龍之介、ペニシリン、治療
テーマ(何ついて述べられているか)
梅毒の治療法について
主張(何を言いたいのか)
現代では梅毒の治療法は確立されており、早めに分かれば完治可能である。
主張の根拠や理由(要約に入れなくてもいい)
43年にペニシリンによる治療が成功し、発生が減った。
記事を読んだ感想
コロナ禍になってから、サル痘やポリオが復活しているらしい。
いずれも接触感染や飛沫感染で拡がる。
梅毒にしてもサル痘やポリオにしても、発生数が減ったとしても撲滅された訳ではない。
何かのきっかけでで再流行することがある。
コロナ禍になって接触や飛沫に敏感になったからだろう。
「感染症はいつも生活の中にあった」と認識するようになった。
身近にあるのに、自分は「今までよく感染してこなかったな」と。
この先、新型コロナが撲滅されたら、自分はコロナ禍以前のように接触や飛沫に対して鈍感に戻るのだろうか。
それとも、相手のLINEの既読を氣にするかのように、敏感に意識し続けているのだろうか。
自分でもどう変化するのか興味がある。
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