「時間を主軸」にタスクを分類すると、時短の意識が働くようになる。
この記事は、
作業を早く終わらせたい
時間管理を上手くしたい
時間を無駄にしたくない
という悩みに対して答えています。
「時間管理術」「時間管理法」という手法ではなく「意識や考え方」に焦点を当てた内容です。
「時間を主軸」にしたタスク処理について解説しています。
カテゴリーをタスク分類ではなく、時間で分類すると時間短縮の意識が働き、集中力・処理速度アップを計ることが可能です。
タスクが早く終わればその分修正に時間をかけることができ、質の高い仕事に仕上げることも可能です。
「時間を主軸」にすると、時短の意識が働く
「タスクを主軸」にすると
- このタスクは30分かな
- こっちは50分かな
という意識。
「時間を主軸」にすると
- このタスクは30分だけど25分で出来ないか?
- いつもは50分かかるタスク…45分でやるには?
という意識になる。
「タスクを主軸」から「時間を主軸」にすると、こんな意識変化が起こります。
これは私にとって、古いカバンを整理していたら中に1万円があったような発見でした。
「このタスクは●●分でやれるかも」とタスクを時間で計る
という意識になりました。
「時間を主軸」にするメリット
「時間を主軸」にした時に働く意識自体が、この考え方のメリットになります。
数時間かかりそうなタスクを細分化する意識が働く
「時間を主軸」にタスクを分類するので、数時間かかりそうなタスクを細分化しようとする意識が働きます。たとえば家の作業。
細分化することで「長時間を確保しなくていい」「●時間もかかるのか…面倒だな」という意識を働かせにくくします。
細分化と同時に「トイレ掃除は15分…、いや10分でいけるかな」「買い物の短縮は難しいかな」と、タスク時間を短縮しようとする意識が働きます。
時間内で終わらせようとタスクの処理速度が上がる
「時間を主軸」にタスクを分類していることで、時間内でタスクを終えようと集中力が増し、タスクの処理速度が上がります(うしろに外せない予定があればより集中力が増すでしょう)。
たとえ時間オーバーしたとしても、集中したことは次のタスクを処理する時に活かせます。
慣れと同時に徐々にタスクの処理速度が上がっていくのを感じると思います。
期限や締め切りを意識・明確化できる
「このタスクは●●分で終わる・終わらせるから、この時間(日)に終わる」
このようにタスクの終了時間を意識でき、それによって期限や締め切りも明確化できるようになります(それを守れるかはまた別の話)。
予定が崩れて期限・締め切りがずれ込んだとしても、再び「時間を主軸」にタスクを分類・細分化して対応、予定を立て直すことも比較的楽にできると思います。
相手がいっしょにいると使えないのでは?(デメリット)
この考え方は「個人の時間管理・タスク管理の考え方」に焦点を当てています。
ですので、相手がいっしょにいる時は自分主体とはいきませんので、この考え方は引っ込めるしかありません(デメリットの部分)。
「この人やけに時間を氣にするな」と思われるのも印象が良くありませんし。
相手がいる時は時短の考えは引っ込めて、お互いで「この時間まで」と決めるのが一番ですね。
まとめ
「時間を主軸にタスクを分類する」を紹介しました。最後に要点のおさらいです。
- タスクを時間で計るようになり、時間を短縮しようとする意識が働く
- 時間内でタスクを収めようと集中力が高まり、タスクの処理速度が上がる
- タスクを細分化しようとする。細分化することでやることを明確化できる
- 期限や締め切りを意識・明確化できる
「10分」「15分」「30分」など、あなたに合わせた時間カテゴリーを作ってみてください。
タスクを分類する際に「15分で終了と思っているタスクなら10分でやれそうかも」と思うことがいくつか出てくるはずです。
その意識が時間短縮やタスク分割といった時間管理スキルの向上につながるでしょう。
時間を有効に使うための賢者の智恵書
タイムイズライフ。
- 『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣(ケビン・クルーズ 著)』
成功している友人たちに時間管理のコツ。判明した秘訣のひとつが「ToDoリストを使わない」ということだった。時間に追われることなく、生産性を向上させ、充実した生活を送るための智恵書。
コメント