次世代原発はどの程度の地震に耐えうるのか。
原発の”新増設” 本音はどこだ
政治的な観測気球の意味をもつ仏語の「バロン・デッセ」。岸田文雄首相が検討を指示した次世代原発の新増設は、内閣の気迫が感じられずバロン・デッセの薫りが漂う。本音はどこなのか。「気球」の行方を監視する必要がある。(104文字)
「毎日新聞 余録(22.8.26掲載)」より要約
612文字を100字要約。
タイトルは「原発の”新増設” 本音はどこだ」とした。
要約のまとめ
- 気球が18世紀のフランスで発明されたことを要約に入れるか迷ったが、結局入れなかった。
「発明」は導入・前置きであり、バロン・デッセ(観測気球)の意味が記事の要旨と判断したから。 - 記事の後半、「本音は原発再稼働か、急落した支持率への危機感か」。
これは「本音がどこにあるのか分からない」とまとめた。
要約までの記事分析
要約する際におこなった記事の分析です。
文章の構成
三段構成(序論・本論・結論)
キーワード
バロン・デッセ、観測気球、岸田文雄首相、次世代原発
テーマ(何ついて述べられているか)
次世代原発の新増設がバロン・デッセではないか?という話
主張(何を言いたいのか)
次世代原発の新増設の行方を監視する必要がある
主張の根拠や理由(要約に入れなくてもいい)
気迫が感じられず、本音が分からないから
記事を読んだ感想
相手の反応を見るのに、あえて過激な発言をする。
自分が過激な発言をする時は、「どうしてそのような発言をするのか」という心理や本音が分かっている。
だが、相手が過激な発言をした時は、それが本音かどうかは分からない。
過激な発言への批判が多かった場合、後から「あえてそのような過激な発言をした」と言われても、最初から「あえてそうしていた」かどうかは分からない。
つまり、「後からどうとでも言える」。
オンラインゲーム「原神」に「夜蘭(イェラン)」という女性キャラクターがおり、彼女の言葉を思い出す。
「賢い人は人生において数々の言い訳を作るわ。でもそれらの言い訳は他人を騙すことは出来ても、自分だけは騙せない」
「なるほど」と思わせてくれる言葉である。
私を含め大半の人間は不都合な状態に陥ると、防衛本能といっていいレベルで「言い訳」をするだろう。
自分の胸に手を当てれば「言い訳は自己保身のため」である。
そうではあるが、
「どうしてそのような言い訳をするのだろうか?」
と深掘りをすると、もっと具体的な心理や本音を覗けそうだ。
これは相手の言い訳に対しても同じ洞察が可能である。
読解力を磨く
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
「文章のどこに注目すれば良いのか」や「要点をどう読み解くのか」など、手取り足取り教わっている感覚で「読み方」を学べる。
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