今回の要約トレーニングは「毎日新聞 余録(22.6.14掲載)」のビッグマック指数に関する記事より。
ビッグマック指数が映し出す日本
英エコノミスト誌が発表しているビッグマック指数。その国の物価や賃金、生活水準などを反映し近年日本は中韓よりも低く、デフレの影響が色濃い。国力を映し出すようなこの指数、海外に出れば円の実力低下を痛感するだろう。(104文字)
「毎日新聞 余録(22.6.14掲載)」より要約
タイトルは「ビッグマック指数が映し出す日本」とした。
ビッグマック指数は為替レートに連動するわけではないらしい。
こういう1つの商品で、その国の生活水準を映し出しているの興味深い。
2022年、日本のビッグマック価格は390円。ランキングは33位となっている。
要約までの思考回路
要約までに行った記事の分析です。
文章の流れ
- 前置き(ロシアにある商店の名前)
- 事実・具体例(ロシアと日本のビッグマック指数の変化)
- 事実(金利差での円安/ビッグマック指数は為替レートに連動するわけではない)
- 主張(デフレ、国力を映し出すかのようなビッグマック指数)
■要約前の口語調まとめ
「日本のビッグマック指数はここ数年中韓より低い。これは円安の影響じゃなくて、20年続くデフレの影響が強いんじゃ…。
海外に出れば円の実力低下を実感しそう。
ビッグマック指数は日本の国力を映し出しているみたいだ。
キーワード
ビッグマック指数、物価、賃金、生活水準、デフレ
5W1H(文章全体の把握)
【いつ】過去20年
【どこで】日本で
【誰が】日本
【何を】ビッグマック指数
【なぜ】デフレが続いてきた
【どのように】近年は中韓より低くなっている
テーマ(何ついて述べられているか)
ビッグマック指数が映し出す日本
主張(何を言いたいのか)
円の実力が低下している。ビッグマック指数は日本の国力を映し出しているようだ。
主張の根拠・理由
- この20年間、日本の国内総生産(GDP)はほぼ横ばい(デフレの影響)
具体例(事実や体験談。これらは要約から省ける)
- 20年ぶりの円安(1ドル135円)
- 今の日本と過去のロシアのビッグマック指数との比較(ルーブル下落で低い、円下落で低い)
記事を読んだ感想
過去にビッグマックを食べただろうか?
それほどに私はマクドナルドを利用した記憶がない。
マクドナルドで思い出すのは、ヘルシー志向が騒がれた時期にマクドナルドもヘルシー志向のバーガーを出したこと。そして、それが長続きしなかったこと。
結果分かったことは、世の中がマクドナルドに求めていたのは「ジャンクフードであること」だった。
世の中が求めているのは「ヘルシーなビッグマック」ではなく「ジャンクなビッグマック」だろう。
それはこの先、何十年も変わらないのかもしれない。
読解力を磨く
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
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