今回の要約トレーニングは「毎日新聞 余録(22.5.30掲載)」の町工場の技術の継承に関する記事より。
技の継承に男女なし
佐藤修哉さんが継いだ町工場は経営状況と技の継承が危くなっていた。新たな試みとして新卒女性の採用に踏み切り、彼女たちの前向きな姿勢が職人たちも動かし工場は黒字転換。何より技が若い世代に継承されるのがうれしい。(103字)
「毎日新聞 余録(22.5.30掲載)」より要約
タイトルは「技の継承に男女なし」とした。
今まで業界に縁のなかった新しい人たちが入ってきて、新しい風を吹き込む。
自分の体験談で、同じ業界で仕事を移る時、面接で「あっちでのやり方はあっちでのやり方だから。
こっちはこっちのやり方」という感じのことを言われたことがある。
効率面を改善できるなら、やり方にこだわらず違う方法も取り入れればいいのに…と思ったことがあった。
要約までの思考回路

要約までに行った記事の分析です。
キーワード
技の継承、女性
5W1H(文章全体の把握)
【いつ】2022年
【どこで】金属加工会社
【誰が】女性
【何を】技の継承をする
【なぜ】高齢化・中小企業不振で技の継承が危ういから
【どのように】女性を採用する
テーマ(何ついて述べられているか)
若い世代への技の継承
主張(何を言いたいのか)
優れた技術が若い人へ継承されていくことはうれしい
主張の根拠・理由
中小企業は優れた技術で日本経済を支えてきたから
記事を読んだ感想
よくある町工場の成功ストーリーだと思ったが、女性の採用はそれなりに再現性のある成功ストーリーになるものだとも思った。
名前も憶えておらず哲学者だったと思うが、こんなニュアンスの言葉を言っていたのを思い出す。
「男社会というのは左腕だけを鍛えているようなものだ。右腕も鍛えないとバランスが悪くなる」
つまり「女性も社会進出することが必要であり、それが社会の良いバランスにも繋がる」と言いたかったのだと思う。
女性が縁のなかった業界で女性を採用していくことは、業界にとって良いバランスを形成していくきっかけになるのではないだろうか。

読解力を磨く
読解力がつくと学びが深まる。大人に必要な読解力を身に付けるための具体的な方法が書かれた一冊。
「文章のどこに注目すれば良いのか」や「要点をどう読み解くのか」など、手取り足取り教わっている感覚で「読み方」を学べる。
コメント