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日記のメリットは? マイペースで成長できる日記の使い方

日記を書く

「日記を書くと良い」と聞いたことはあるけど、「日記にメリットなんてある?」と疑問に思うことはありませんか。

この記事は、

・日記をつけたいけど、どんなメリットがあるのか分からない
・日記に何を書けばいいんだろう?
・日記をつけているけど、ただつけてるだけになっている
・日記を役立てる方法を知りたい

と悩んでいる方に向けた記事です。

日記は「書く・振り返るをセット」にすることが大切です。

この記事で分かる事

「日記を書くメリット」「日記に書く内容」「具体的な役立て方」と「日記を続けるコツ」を知ることができ、日記を最大限有効活用できます。

目次

日記を書くメリット

空と雲と虹
  • 感情を吐露してストレス解消
  • 記憶力の向上
  • 記録として役立つ
  • 創造性につながる

メリット1.感情を吐露してストレス解消

感情を書き出すことで心のモヤモヤが解消されて、氣分がスッキリします。

日記に書く際、感情といっしょに「どうしてそう感じる(感じた)のか?」の理由も書いておくとベスト。
見返した時、その理由から何か解決策が見つかるかもしれません。

メリット2.記憶力の向上

その日1日を「思い出す」行為は、脳に負荷をかけて記憶力の向上につながります。
能動的に思い出す作業は「アクティブリコール(想起学習)」と呼ばれています。

勉強でよく使われる手法で、

  • テキストを読んだ際に自分で質問を作る
  • その質問に答えるようにテキストの内容を思い出す
  • 忘れているところを復習する

例えば、「日記を書くメリットは?」と書いておき、この記事を一通り読んだ後にその質問に答えます。

こうすることでより強く記憶されます。

日記はこれと同じ作業です。

メリット3.記録として役立つ

振り返った時に、楽しかったこと・辛かったこと、自分だけの貴重な思い出と体験の記録がそこにあります。
過去を懐かしみ、思い出に浸るのもたまには必要です。

過去の自分を見て、今とこれからの自分を見つめ直すヒントがあるかもしれません。

メリット4.創造性につながる

書き出すことは、一種のブレーンストーミングです。
脳のスペースが空き、そこに新しい情報やアイデアが入ってきます。

書き出した内容も、新たな創造性のきっかけになりえます。

ブレーンストーミングとは、思いついたことを迷いなく書き出すこと。
書き出した内容を否定・批判せずに受け止め、新たな発想につなげる方法です。

日記を振り返るメリット

  • 自己分析の材料にできる
  • チャンスを見つける手がかりになる

メリット1.自己分析の材料にできる

振り返った時に

  • 「自分はこんな反応をしているのか」
  • 「〇〇に興味がありそうだ」
  • 「■■な考え方の癖があるな」

など、自己分析の材料にできます。
自己分析の材料にできると行動改善のアイデアにもつながります。

メリット2.チャンスを見つける手がかりになる

「自分は何に興味があるんだろう?」「こういう考え方のクセがある」 「このルーティンはうまくいく」 など、自分の行動パターンに氣付いたり、成功パターンを発見できたりします。

これらが、新たなステップへのチャンスの手がかりになることがあります。

日記のデメリット

  • 時間を作る必要がある
  • 嫌なことを思い出すかもしれない
  • 家族の誰かに読まれるかもしれない

デメリット1.時間を作る必要がある

書くからには時間が必要になります。
仕事が忙しくなると書くのも疎(おろそ)かになったりします。

書こうとしても書く内容が思いつかなくて時間が過ぎてしまうことも。

そういう時は、1行メモ日記にしてみたり音声入力にしてみるのもいいと思います。

デメリット2.嫌なことを思い出すかもしれない

振り返ると嫌なこと思い出してしまうかもしれません。

思い出したくない場合は、一度書き出して心のモヤモヤを解消したあと、塗りつぶして読めなくしておく・目印をつけて読まない様にするやり方もあるので、参考にしてみてください。

デメリット3.家族の誰かに読まれるかもしれない

特にアナログノートだと、家族の誰かに読まれる可能性がどうしても残ってしまいます。
読まれるのを氣にしてしまうと心の内を吐露できなくなる。

そんな方はデジタル媒体で日記を書いてみてはいかがでしょうか。
無料で手軽な日記アプリがあります。

日記に書く内容

アイデアとひらめき

日記を書くメリットは分かったけど「具体的に何を書けばいいんだろう?」。書く内容を具体例といっしょに紹介します。

  • その日おこなった行動
  • 学んだこと、知ったことや氣付いたこと
  • 感情的なこと(喜怒哀楽)
  • 決めたこと
  • 褒めたいこと
  • 具体例:4行日記でまとめる

書く内容1.その日おこなった行動

簡単なのは、その日におこなった自分の行動を書くことです。

  • 仕事帰りにケーキを買った
  • 初プレゼンで緊張した
  • ジムに通い始めた
  • ランチを少し豪華にしてみた
  • 友達と夢の国に行く予定を立てた

行動と出来事、行動と感情をいっしょに書いてもOK。
芋づる式に書きたいことが出てくるかもしれません。

書く内容2.学んだこと、知ったことや氣付いたこと

新しい学びや発見を書きます。

  • オーストラリアって今冬なんだって
  • 最近の音声認識の精度は凄いと実感した
  • 「やらないこと」を決めるといいらしい
  • 先輩から報連相の大切さを学んだ
  • 「それマジ!?」が口癖だと氣付いた

ワクワクした氣分になったり仕事のアイデア、行動改善にも役立ったりします。

書く内容3.感情的なこと(喜怒哀楽)

嬉しかったこと・悲しかったことなど、感情的なこと(喜怒哀楽を書きます。

  • 〇〇(芸人)さんのあのネタは面白かったなー
  • 子猫の動画がめちゃくちゃ可愛かった
  • 割り込みにイラッとした。マジやめてほしい
  • お目当ての品が買えてうれしかった
  • 布団にくるまれているのが一番落ち着く

書き出すことで感情を整理できて、氣持ちも落ち着きます。

また「どうしてそう感じたのかな?」も書き加えておくと「〇〇だから嬉しいのか(悲しいのか)」など、自分の反応の理由も分かります。

これは自己分析や行動改善に役立ちます。

書く内容4.決めたこと

「こうしよう!」と決めたことを書きます。

  • 今日から日記を書き始める
  • Youtube動画は1日2時間までにする
  • ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変える
  • 乗り氣じゃないことは、きちんと断る
  • 今年旅行に行く

決めた理由もいっしょに書いておくと、振り返った時に初心に戻れて懐かしい氣分になれます。

書く内容5.褒めたいこと

自他問わず褒めてみる。褒めたいことを書きます。

  • プレゼンの説明、少しずつ上手くなってる。よく頑張ってる!
  • 〇〇選手のプレー、紳士的で素晴らしかった
  • 昨日より笑えた。偉いぞ!
  • ダラダラと動画を見る時間を減らせた
  • 少額だけど寄附した。素晴らしい

褒め言葉の他に、何か一言書きたいと思ったら迷わず書いておきましょう。

褒めると氣分が明るくなったり、前向きになったりする感じがしませんか?
それがモチベーション向上につながったりします。

具体例:4行日記でまとめる

「4行日記」は教育学博士・経済学博士の小林惠智氏が提唱する書き方です。
書く内容は「事実」「発見」「教訓」「宣言」です。
各項目を20字ぐらいで書き出します。

4行日記
ヒューマンサイエンスサイエンス研究所「4行日記の書き方」をもとに作成

自分の興味や関心ごとから学びを得て、ポジティブな自分の姿で締めくくる。
いい氣分で1日を終えられそうです。

日記の実用的な役立て方

コンパス

日記の「メリットを知った」「書く内容も分かった」、そうすると

「で、どうするの?書いて終わりですか?」

ってなりますよね。
日記の実用的な役立て方は、

「どうして日記をつけるのか?」という「目的」を最初に明確にしておくこと

です。

自己分析に役立てるのか、記録として役立てるのか、チャンスを見つけるのに役立てるのか。
日記を書く目的が、日記を書く理由にもなります。

どの媒体を使えばいい?

日記の媒体

紙ノート、日記アプリ、ブログ…いろいろあります。

自分のライフスタイルに合わせたもの、続けられる媒体を選ぶのが一番です。
最初は紙でやっていたけど、途中から日記アプリにしてもいいんですから。

私のおすすめは「iPad+GoodNotes5」。手書きも出来てアナログとデジタルが融合しています。
メリットは

  • デジタルなのに手書きができる
  • 手書き文字を検索できる(見返しが楽)
  • 手書き文字をテキストに変換できる
  • 簡単に色付け、イラストを入れられる
  • 書き続けてもかさばらない

反対にデメリットは「データの流出・消失」「本体含め初期費用に約6万円かかる」ところです。

私は最初、紙ノートでしたが、手書きができるということでiPadに替えました。便利です。

ストレスなく書き続けるコツ

パソコンとメモ帳
  • 書く目的を明確にしておく
  • 短くてもいいと考える
  • 書きたい時に書く(昼夜関係なく)
  • 「型」を決めて、書く内容を決めておく

コツ1.書く目的を明確にしておく

「日記の実用的な役立て方」と同じです。

例えば、「日記を行動改善に役立てる」「日記をアイデアのヒントにする」などです。
日記をどんな風に役立てるかを決めておく。

日記を書く目的を明確にするので、目的に向けて書き続けることが可能です。

コツ2.短くてもいいと考える

ひと言日記でもいいと割り切って考える。
少ない文字数で「今日は早起きした。よくできました」でもいい。
軽い氣持ちで続けましょう。

コツ3.書きたい時に書く(昼夜関係なく)

日記は今日1日あったことを書くから「夜書くもの」と思っていないですか?

書くのはいつでもいいんです。
昨日のことを朝書いてもいいし、思いついた時にメモして後でまとめてもいい。

ついでに毎日でなくてもいい。2日に1回でも土日だけでも…と自分で決めて書けばいいんです。

コツ4.「型」を決めて、書く内容を決めておく

日記に書く内容」で紹介したものを1つ選んで決めておく。
週単位、月単位で決めておくといいかもしれません。

何を書いても自由!」より制限があった方が書きやすい。
(冷蔵庫の中身だけでお店の味を作るようなものです)

自分なりの切り口を決めておくと、振り返った時に新しい氣付きや発見をしやすくなります。

まとめ

日記を書く

最後に、日記を「書く・振り返る」ことのおさらいです。

STEP
日記を「書く目的」を決める

「どう役立てるのか」「何に使うのか」を決めておけば、それだけで日記のメリットになる。
(成功パターンを見つけるため、行動改善のため、新しい発想のため等)

STEP
書きたい時に書く

「型」を決めておいたり、書く内容を決めておけば迷わない。
媒体は何でもOK。好きなものに書く。

STEP
振り返る

氣付きや発見で、行動改善や新たなアイデアにつながる。
日記は「書いて振り返る」までがセット。


千里の道も一歩より起こる。

あなたの考えや経験の記録は価値があります。

日記をあなたの価値をより高めるために役立ててみてください。

書く・振り返ることで、行動改善のきっかけになったり、自己成長のヒントになれば日記を書くことも楽しくなります。



最後までご覧いただきありがとうございました。

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