「2行でわかるサクサク仕事ノート」は、300以上のテクニックやメソッドが各2行程度で書かれた一冊。
著者はたった2行の文章を実践して人生が変わったとのこと。
人生を変える2行の文章に出合えるかもしれません。
この記事は、
書籍『2行でわかるサクサク仕事ノート』を読み、『思考力が深まる「紙1枚!」読書法』でまとめた内容です。
「紙1枚読書法」は「生きた読書」をするのに使えると思います。
「身につかない無駄な読書をしているな」と感じている方は、読書の参考にしてはいかがでしょうか。
「2行でわかるサクサク仕事ノート」から得たこと
紙1枚読書法は、上記の書式で行います。読書をする上で大切なのは3点。
- 読書する目的を決める
- 目的に沿った内容を書き出してまとめる
- 行動に移せるように深掘りする
やり方の詳細は、
紙1枚読書法を使った手順
私が行った「2行でわかるサクサク仕事ノート」の読書といっしょに、紙1枚読書法の大まかな手順を紹介します。
「仕事やコミュニケーションで改善できそうな事を取り入れる」を目的としました。
学習系読書の場合、目的が定まっていないと読書する意味がありませんので必ず設定します。
私は「今の自分が必要としていることは?」と問い「Q」を立てました。(画像右上)
実際、目的を単に疑問形にした方が分かりやすいのでそちらがオススメです。
私の問いを直すと「仕事やコミュニケーションで改善できそうな手法は?」となります。
私は「仕事やコミュニケーションで改善できそうな手法は?」を意識して本を読み進め、「これだ!」と思う内容を15個、左側に書き出しました。(左2列)
10個以上書き出せれば読書した意味があります。
※5,6個しか書き出せない場合、あなたの要望を満たす本ではありません。違う本を読みましょう。
書き出した内容は、問い「Q」に対する答えです。
それらをまとめて、答え「A」として書き出します(画像右上赤字)。
私が書き出した内容からまとめた答え「A」は、
「今やっている事を洗い出す。大切な事・やるべき事を整理し、優先順位をつけてこなしていく」
でした。
答え「A」に対して、今後の行動に活かすために深掘りします。
深掘りすることで具体的な行動指針が思いついたり、自分の欲求に氣付けたりします。
以上が、紙1枚読書法の大まかな手順です。
学習系読書の目的は、「読んで行動を変える。生きた読書をすること」だと思います。
そのための読書法として、『早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法』を使ってみてはいかがでしょうか。
本の内容から「答え」を導き出す
今回の読書で行ったステップ3(内容を書き出す)とステップ4(答え「A」を出す)の具体的な内容です。
読書する際の参考にしてみてください。
読書の前に、「目次を読み、目的・問いの答えになりそうな箇所にアタリをつけて」おきます。
答えになりそうな部分だけ読んで、内容を書き出すのでも構いません。
私は「仕事やコミュニケーションで改善できそうな手法はどれだろう」と意識して読み進め、以下の内容を書き出しました。
・「なぜ?」を繰り返し掘り下げる「なぜなぜ分析」
『2行でわかるサクサク仕事ノート』 から引用
・やるべきことに優先順位を付け重要なものを先にする
・本当に必要なことは普段やっていることの10%しかない
・自分を大切にしているものを全て書き出す
・「ちょいメモ」は質より量が重要
・「うちなる言葉」を使って自分の考えや思考を鍛える
・何かを始めるより、今までの物を捨てた方が効果は高い
・狭いスペースでも仕事場と休憩の場所は変えるようにしよう
・ターゲットを浮き彫りにする「ペルソナ」
・音楽をうまく活用して仕事や学習の能力を上げる
・本を読んだらひとつだけ書いてあることを実践してみる
・いきなり完璧な仕事を目指さずトライ&エラーでやる
・「誰が?」「何を?」「いつ?」などといった6W2Hから考える
・経験から学んだ知識から未来を予測すること
・ミッション・ビジョン・バリューの3つで会社の性格がわかる
これら書き出した内容をまとめ、導き出した答え「A」が、
「今やっている事を洗い出す。大切な事・やるべき事を整理し、優先順位をつけてこなしていく」
でした。答えは出ましたが、なんだか抽象的ですね。
それを具体化したり、欲求を探ったりするのが、ステップ5の「Why,What,Howでの深掘り」です。
Why,What,Howで欲求の深掘り
答え「A」に対して、「Why」「What」「How」を使って自分の欲求や心理を深掘りします。
この深掘りは、
- 具体的な方法を模索できる
- 心の中を整理できる
- 今後の行動指針に役立つ
など、かなり重要です。
あなたなりの問いを立てて深掘りしてみましょう。
私は以下のような問いを立てて深掘りしました。
Why:なぜ「答えA(行動の整理と優先順位付け)」をやることが必要なのか
- やることが散漫で、中途半端になっていると感じている
- 時間は有限だから大切に使いたい
- 選択と集中という言葉が氣になっている
「時間を無駄にせず使いたいから」という心理が見え隠れしています。
だから、行動の整理と優先順位をつけて物事をこなして行きたいと思っている。
What:何から始める?(行動を整理するには)
- 時間を無駄にしている事・省ける事・やらなくていい事を決めてみる
- 今、時間を費やしていることを書き出す
- やる事・やらない事をリスト化して取捨選択する
今やっている事を洗い出して認識する。洗い出した項目から行動を取捨選択する。
「どうやって行動に落とし込むのか?」という手順が見えてきました。
How:どうすれば上手く(行動の整理と優先順位付けが)実行できる?
- トライ&エラーしながら改善する
- 1つ取り入れたら1つ捨てる。やる事を増やさない
- 定期的に「大切な事・やるべき事」を問い直して、優先順位を付け直す
「定期的に行動を整理する」ことが必要。
そうすることで「時間を無駄にせずに、やるべき事をこなしたり、好きな事をする時間を確保できる」という欲求を深掘りできました。
深掘りの役割
私が読書の目的から出した答えは、
「今やっている事を洗い出す。大切な事・やるべき事を整理し、優先順位をつけてこなしていく」
でした。しかし「なぜ行動を整理したり、優先順位をつけて物事をこなしていきたいのか?」と深掘りすれば、
「時間を無駄にせず、効率よく物事をこなしたい」「好きな事をする時間を確保したい」という欲求がある。
からだということが分かりました。
このように深掘りすると自分自身の欲求を知ったり客観視することができ、自己分析に役立てることが可能です。
まとめ
最後におさらいです。「紙1枚読書法」をする上で大切なのは3点。
- 読書する目的を決める
- 目的に沿った内容を書き出してまとめる
- 行動に移せるように深掘りする
ことです。(大まかな手順はこちら)
紙1枚読書法で「生きた読書」を目指してみましょう。
あなたは「何を求めて・何を得ようとして」その本を読もうとしたのでしょうか?
今回の記事が、あなたの読書の参考になれば幸いです。
- 『5秒でチェック、すぐに使える! 2行でわかるサクサク仕事ノート(学識サロン まぁ~ 著)』
ビジネス思考やコミュニケーション等、300以上のテクニックやメソッドが2行程度で書かれた一冊。たった2行の文章の実践で人生が変わった著者。
たった2行の文章で人生が変わる出合いがあるなら、1300円なんて安いもの。 - 『早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚!」読書法(浅田すぐる 著)』
「これを知りたかった。これをやりたかった」。
読書の目的を定めると「なぜ読むのか?読んでどうしたいのか」という自分の欲求に氣づける。
身に付く読書が紙1枚で出来るようになる生きた読書術。
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