『なんでも図解』を読了。
文章から図解に起こす手順が対話形式で書かれているので、まさに図解入門書といった内容。
丸と線が描ければ誰でも始められる。
図やイラストでノートをまとめたい
簡単なイラストでノートを飾り付けたい
図で描いて、相手に分かりやすく伝えたい
そう思っている・悩んでいる方の手助けになる一冊だと思います。
この記事は、
書籍『なんでも図解』を『早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法』を使って、
この本を「読む目的」
読んで「生活に取り入れるもの」
読了後の「行動」
を書き出し、この本に何を求めていたのか?
をまとめています。
この本を読む「目的」や「この本から何を得たいのか」という参考にしていただければ嬉しいです。
『紙1枚読書法』は、
- この本を読む目的は何?
- どんな内容を取り入れる?
- 取り入れた内容を今後どう活かすのか?
を明確化するのに役立っています。
【読む目的】
・図解で分かりやすくまとめたい。図解を使いこなしたい
【生活に取り入れるもの】
・図解や簡単なイラスト
【読了後の行動】
・ノートを取る時に図解やイラストを入れる
文字ばかりでノートを取っていて、アイコンやイラストを入れたい欲求が出てきたんだと思います。
■『なんでも図解』を読む目的を決める
私はこの本を読む目的を、
図解で分かりやすくまとめたい。図解を使いこなしたい
としました。
読む目的を明確化することで、学びのポイントを理解して、自分に役立つ内容を抜き出すことが可能になります。
「読む目的」はノートの外に書いています。外に書いてこのノート全体を俯瞰。 このノートは目的を達成するための「手段」なので、目的と手段を分けています。
■目的を達成に導くような問いかけをする
読む目的を決めたら、どのようにすれば目的を達成できるのか?という問い(ノート右上 緑字部分)を作ります。私の場合は、
【本を読む目的】図解で分かりやすくまとめたい。図解を使いこなしたい。
【疑問点】分かりやすく伝えるためのコツを知る必要がある。つまり
問い:図解で分かりやすく伝える秘訣は?
としました。
秘訣やコツを知ることが図解を使いこなせる要因になる。
「問い」の答えになりそうな内容を探す
最初に目次や各章をパラパラと読んで、「自分の欲しい情報はこの辺りかな」とアタリをつけておきます。
そこから本格的な読書を始めます。先ほどの、問いの答えになりそう内容を抜き出し、ノートの左側にメモを取っていきます。
10か所以上抜き出せれば、今回の読書は自分の求めていたモノや学びがあったということです。
・「囲み 矢印 人」を使え
『なんでも図解(日高 由美子 著)』から引用
・囲むことでシンボル化する
・四角と丸を使い分ける。四角は安定・構造。丸は広がり・有機的なイメージ
・吹き出しを使う
・線に違いを出す。実践はノーマル、二重線は強調、点線は仮定や補足
・強調したいところだけを囲む
・長い単語や文章はわかりやすいところで改行する
・矢印を使い分ける
・連鎖を表す場合は曲線
・人アイコンを使う。描き分ける
・三つの型を使う。状態・構造、因果関係・変化、拡散・収束・収集
・キーワード+余白2文字分
・文章全体の意味を読み取る
・エリア分けをする
・発信者(中心)を明確にする
自分が大切だと感じたのは、「囲み・矢印・人」を描く、「文章全体の意味を読み取る」「余白を取る」でした。最初だから使うアイコンも少ない方がいい。
■「問い」に対する答えを書き出す
左側に役立ちそうな内容を書き出しました。
次に、書き出した内容で「特に氣になる・重要だ・これらは繋がっていそう」なものをチェックします。
そして最後に左側の内容をまとめて、ノート右上 緑字部分の「問い」の「答え」を考えて書き出します。
私の場合。問い「図解で分かりやすく伝える秘訣は?」(ノート右上 緑字部分)に対する答えは、
余白を取りながらキーワードを書き出し、囲み・矢印・人と3つの型を組み合わせること
でした。(ノート右上 赤字部分)
文章全体の意味を読み取って、構造や流れを「囲み・矢印・人」でシンプルに描き表す。
私の描く図解は、これがベースになりそうだと感じました。
■答えを「Why,What,How」で深掘り。欲求を掘り起こす
答えが出たらその答えに対して、
Why
What
How
で深掘りします(ノート右側緑字)。
この3側面から、読書目的の背景にある欲求や心理を見つけ出します。
問いは、例えばWhyなら「なぜ買ったのか」以外に、「どうしてこのタイミングで読むんだ?」という問いかけ方もあります。
WhatもHowも同様ですので、今のあなたの思う問いかけをしてみてください。 そして、その問いかけに答えていきます。
私の答えは、
余白を取りながらキーワードを書き出し、囲み・矢印・人と3つの型を組み合わせること
この答えに以下のような問いかけをして深掘りしました。
Why:なぜ図解で伝えたいのか?
- 関係性が直観的に理解できる。ライフハック的なこと
- 物事に対して自分の理解を深めるため。理解できている=図解で伝えられる
- 言葉で伝えにくいことを図解なら伝えやすいと思った
文章でも物事でも、まず「俯瞰的に捉えたい」という欲求が見え隠れしていると思いました。
全体の関係性や流れを理解していないと、図解で描き表したとしても間違って伝えてしまう。
What:図解で何を伝えるのか?
- 本なら内容と著者の言いたい事を分かりやすく伝える
- 物事や人々の関係性
- 物事の時系列や人の会話
私は、文字だけでは関係性を理解するのは苦手なのかなと感じました。だから図解にしたい。図解にして一目で理解したい。
How:どうやって習得するのか?
- 毎回描いたものを見返してブラッシュアップする
- 本や記事を読んだら、まとめの図解をする
- 会議や動画・音声素材は聞きながら図解する
とにかく図解する。一度図解にしたものをもう一度描き直す。
そうやって習得していくしかなさそうです。
まとめ
私がこの本を読んだ目的や、この本に求めたことは、
【読む目的】
・図解で分かりやすくまとめたい。図解を使いこなしたい
【生活に取り入れるもの】
・図解や簡単なイラスト
【読了後の行動】
・学習、ノートを取る時に図解やイラストを入れる
私の図解の基本は「囲み・矢印・人」を描く。コツは「全体構造をつかむ」「余白を取る」こと。
「読む目的」「生活に取り入れるもの」「読了後の行動」など、あなたがこの本を読む時の参考になれば幸いです。
- 『なんでも図解(日高 由美子 著)』
複雑なことをシンプルに、難しい内容をわかりやすく。絵心ゼロの人であっても「その場で図解する力」が身につく。丸と線が描ければ始められる図解入門書。先生と生徒の対話形式で話が進みます。 - 『早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚!」読書法』
「これを知りたかった。これをやりたかった」。
読書の目的を定めると「なぜ読むのか?読んでどうしたいのか」という自分の心理が分かる。
身に付く読書が、紙1枚で出来るようになる読書術。
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